藤間流 藤盛会研修会「舞踊家の為の大道具研究」

藤間流藤盛会九州支部合同の研修会が8月28日の日曜日に我が社が管理している糸島市の伊都文化会館大ホールと製作場である舞台総合研究所で開催されました。

当日はあいにくの天気となりましたが、九州各県より藤間流の師匠の方々200名近くが参加されました。

今回の研修会は福岡藤盛会様より我が社の常務でもある博多座の大道具頭領に講師の依頼が有った事で我が社としても全面協力体制で臨みました。

伊都文化会館大ホールで映像による劇場の構造の説明から始まった講習は、大道具さんが実際に転換しながら屏風や大道具セットの飾り方の違い、雪の降らせ方、振り落とし幕の仕掛けの説明などが次々と行われ、頭領の軽妙な説明とアドリブにより客席はかなり盛り上がっていました。

私も客席で撮影しながら見ていて時間がたつのを忘れるほど楽しい講演でしたが台本無し、リハーサルなしで走り回る大道具さん達には、かなり気の毒でした(苦笑)

ホールでの講習会が終わると場所を舞台総合研究所に移し、製作場内にあらかじめ組んでおいた舞踊セットの詳しい説明や、倉庫棟内では実際に博多座の歌舞伎で使用する大道具や日本舞踊の定式大道具の見学会が行われました。

長時間の研修会にはなりましたが、参加された多くの師匠方より、お褒めの言葉を頂戴しました。皆様方には遠いところまで足を運んでいただき本当にありがとうございました。

実行委員の師匠方もおつかれさまでした。

最後に伊都文化会館並びに舞台総合研究所のスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。

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会場の伊都文化会館
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ロビーに展示された歌舞伎の道具帳(歌舞伎の装置図)

 

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映像から始まった講習は、次々と実演による説明に

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舞台総合研究所製作場内での大道具セットの説明
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製作場内では何班かに分かれて説明が行われました。

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