ご無沙汰をしております。
3月のストリートダンスコンテストを終え、現場はひと段落つきましたが、組織としては期末から新年度への移り変わりで、何だかんだとやらなければならない事が多く、ついついブログの更新をサボりがちな中年親父であります。
正直なところ最近は営業現場に出ておらず大道具ネタが無いもので、申し訳ございませんが不定期掲載の「中年親父のオフ」でお茶を濁させてもらおうと思っております(苦笑)
ようやくピークは過ぎたように思いますが、我が家の敷地内の裏山は半分くらい竹林で毎年3月の終り頃からタケノコが顔を覗かせてきます。当初は「今年もちゃんと生えて来てくれたな~」と1年ぶりの対面に懐かしいような愛おしいような感情も抱きながらタケノコを掘ります(1回に4,5本くらい)そして食卓に並んだタケノコを初物だと言っておいしく頂きます。
それが4月の中旬を迎える頃にはあちこちからタケノコが生えてきて、2,3日ほったらかしておくと、すごい事になってしまいます(汗)
話しが少し遡りますが中年親父がこの家に引っ越してきた当時は裏山は荒れに荒れていて竹林の中も鬱蒼と生えた竹と枯れ竹や倒れた竹で足の踏み場もないほどでした。その上、竹林から外にもどんどん竹が勢力を拡大中でした。そうです最近日本のあちこちで問題になっている放置された竹林の現状が中年親父の目の前に広がっていたんです。
人が手を入れないようになると、庭木でもしばらくすれば藪や森に戻っていきますが竹の成長スピードは樹木の比ではありません!あっと言う間に鬱蒼とした竹藪になってしまいます。今の我が家の竹林は家族の手を借りながら数年かけて、明るい竹林にしたんで、なんとかこのまま維持していきたいと奮闘中です!! なんて書いてると地方のドキュメンタリー番組みたいになってしまいましたが、結局のところ竹林を維持するだけなら毎年、親竹に成長させるタケノコを数十本残して後は地上に伸ばしたタケノコを足でけり倒せは手間もかからず楽ちんなんですよ(もちろん冬期の計画的伐採作業なども有りますが)、でも生まれつき貧乏性の中年親父はそれが出来ず掘るんです タケノコを・・・
そう言う訳で休みの日はもちろん平日でも何日かおきには仕事を定時に終えて速やかに帰ってから日が暮れるまでの短い時間の間に、何も考えずに、ひたすらタケノコを掘る!掘る!掘る! その数20本から30本。
整備された平坦なタケノコ農園とは違う、急な斜面での作業なので中年親父の足腰は悲鳴を上げ続けます。日もどっぷりと沈みかけた頃ようやく掘り終え、タケノコがぎっしりと詰まった重いズタ袋を何回も家まで運んですぐに炊き込みの準備に入ります。タケノコは掘り上げたら少しでも早く炊いた方がエグミが出ずに美味しいんです(注:食いしん坊ではありません。凝り性なんです)
タケノコが30本近くもある日は寸胴鍋が満杯になるので鍋の水が沸騰するまでにも時間がかかり炊き込みが終わるまで2時間くらいかかります。鍋をそのままにして冷ましたタケノコを翌日、おふくろが一個、一個皮をむいてくれて、ようやく終了です。(※画像は昨日の物で27本のタケノコを掘るだけで1時間半以上かかっています、鍋も一つだけでは足りず台所の鍋も出動し炊いています)
そんなこんなで苦労したタケノコも毎回ほとんどを近所や知り合いに配ってしまうので我が家ではクワが激突して千切れかけたもの等いわゆるアウトレットタケノコを毎日いただいております。当初のころのような感動もなく、「タケノコはいつまで食べらないかんとかいな」とか考えながら・・・・・(終)