博多座市民檜舞台の月 日本舞踊公演

今年もあと数日となりました。言いつくされた言葉ですが歳を取ると本当に1年があっという間に過ぎてしまいますね。中年親父も、どんどん年を取る訳です(幾つまで中年と名乗って良いのか解りませんが)

それでは今回は12月に博多座で行なわれた舞踊公演を紹介します。

博多座では1月から11月まで、歌舞伎やミュージカル、宝塚歌劇団、お芝居等の公演がぎっしり入っているのですが、12月だけは福岡市民に解放され、一般の方や団体の公演が開催されます。

今年は、珍しく日本舞踊の公演が三つも開催され、我が社の大道具さん達も大忙しでした。

本当は公演ごとに紹介するのが、このブログの習わしだったんですが、そんなことをやっていると新しい年になるどころか、また忙しさにかまけて更新出来ない恐れもあるので今回大変恐縮ですが三公演まとめて紹介させていただきます。

先ず12月2日に第10回西日本名流会が開催されました。

西日本名流会は福岡で活躍される藤間流、花柳流、坂東流、吾妻流、若柳流の五流派が日本舞踊を未来まで正しく継承したいとの願いから流派の枠を超えて結成されました。今回、第10回の節目の記念公演を博多座において華やかに開催されました。

次に12月15日に藤間公珠の会が開催されました。

藤間公珠先生は今回が三度目の博多座公演になり、毎回幅広い演目で見るものを飽きさせない素晴らしい舞台を繰り広げられます。今回は福岡では久しぶりに上演される大作「かさね」やプロローグを含めると5場からなる「博多宵艶百物語」など豪華絢爛な演目を上演されました。

最後に12月23日に泉流二代目宗家・三代目家元襲名披露九州公演が開催されました。

泉流二代目宗家と三代目家元は平成25年に江の島神社にて継承式を執り行われ、翌26年に東京国立大劇場で大々的に襲名披露公演を開催されておりましたが、初代家元の代より御縁の深かった泉流九州支部の発足30周年を記念し今回博多座で襲名披露九州公演を開催されました。

 

各公演の舞台を本当に少しずつですが紹介させていただきます。

西日本名流会「玉兎」 リハーサル風景より
西日本名流会「うちわ売り」リハーサル風景より
西日本名流会「傀儡師」リハーサル風景より
藤間公珠の会「かさね」リハーサル風景より
藤間公珠の会「博多宵艶百物語」リハーサル風景より
藤間公珠の会「博多宵艶百物語」リハーサル風景より
泉流襲名披露九州公演「高尾」

 

泉流襲名披露九州公演「泉弥栄祝筑紫花絵巻」
泉流襲名披露九州公演「春興鏡獅子」

諸先生方、大変お疲れ様でした。今後ともよろしくお願いいたします。

それから、この更新頻度の少ない「大道具さーん お願いしまーす! 中年親父の日常」ブログをご覧になられている皆さん、今年一年間本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いしまーす。ひょっとしたら来年は還暦親父に変更するかもです(笑)

 

 

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