11月22日、23日の連休は大分県にあるホルトホール大分で行われた劇団水中花さんの「あなた、咲いた」公演に美術及び大道具として参加させてもらいました。
劇団水中花さんは劇作家、演出家、役者でもある代表の日下 渚さんが2006年に演劇ユニット水中花として結成、2012年に、より地域に根付いた活動を目指し劇団水中花へと進化させ現在にいたっています。
「あなた、咲いた」は昨年の夏に初演、九州戯曲賞最終候補作品になり今回の再演となりました。
初演では舞台装置も自分たちで製作されて、かなり大変だったそうです。
再開後のブログにも書いていましたが今年の6月に同じ大分県のはさま未来館で行われた演劇ユニットゆかいな仲間たちプラス「思ったこと」の美術を担当させてもらったのがご縁で今回の美術の依頼を受けることが出来ました。
最初に「今回は特に大道具に力を入れたいのでよろしくお願いします」との話でしたので、わざわざ福岡の会社に頼んでくれた皆さんが納得してくれるような美術装置を作るために日下代表の手書きの可愛いイラスト(間違いました舞台装置図面です)と台本を何度も読んで舞台装置のイメージを膨らませました。
会場のホルトホール大分には昨年日本舞踊の会で伺っていましたが今回の小ホールは初めてだったので会場の舞台スタッフさんと何度か電話で打ち合わせをしたものの通常の舞台とはかなり構造が違い舞台も狭かったので舞台図面の製作には時間を要しました。
遠方ということもあり打ち合わせ段階では少し手間もかかりましたが、最終的には前日の舞台設営から当日の撤去まで劇団の皆さん総出で手伝ってもらったのでかなりスムーズに仕事を進めることが出来ました。ホール舞台スタッフの木村さんにも二日間、本当にお世話になりました。
大道具中年親父としては皆さんが空き時間に美術セットを何枚も写真に撮ったり、セットの前で各々記念撮影をしたりする程喜んでくれたのがとても嬉しかったです。
自分たちのことばかり書いちゃいましたが「あなた、咲いた」とても良かったです。
台本は4,5回読んでいたのに、実際リハや本番中に役者さんの演技を見たり聞いたりしていると何度も何度もウルウルと来ちゃいました。
水中花の皆さんは役者さんもスタッフさんも表裏の関係なく、とてもチームワークが良く、今回の舞台を少しでも良いものにしようと皆それぞれが気を使っていたし、日下代表もとても若いのに演技指導はもちろん舞台効果の演出から役者さんのメークまで隅々にまで目を配り団員の方との信頼感が半端では無かったです。
また何時か皆さんと一緒に仕事が出来ることを願っています。
日下代表並びに劇団水中花の皆さん、本当にお疲れ様でした。これからも頑張って感動を与えるお芝居を作り続けて下さいね。応援してます!!