中年親父のOFF 年末年始編

皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も大道具中年親父の不定期更新ブログに懲りずにお付き合いくださいますよう よろしくお願いいたします。

さて、昨年から今年の年末年始は、いつもの年に比べると休みの日数が少なくて、ちょっと損をしたような気分でしたが皆様はどう過ごされましたか?

 

中年親父はと言えば、短い休みながら期間中、天気が崩れることが少なかったので、2日の日だけは奥さんの実家に行っていて何も出来ませんでしたが、それ以外は裏山や庭木の剪定に追われ走り回っておりました。元旦も午前中は家族に付き合い大人しくしていたものの、午後からは我慢できず作業を再開してました(笑)

と言う話から、もう想像がつくと思いますが、そうです新年早々舞台ネタが無くて田舎暮らしネタです。スミマセン!(もちろん社員全員がゆっくり休んでいた訳ではなく、劇場での年越しカウントダウンイベントに従事したスタッフ達やテレビ局のスタジオ内で年を開けたスタッフ、佐賀の山奥で寒さに凍えながら全国中継の為に3日間も頑張ってくれていたスタッフ達等も大勢います)

まあ弁解するんじゃないですが、中年親父も年末年始の肉体労働だけは社内でもトップクラスだったんではないかと自負しております(苦笑)

興味のない方には全く意味の無い話になりますが、一応作業内容を紹介しますと、先ず年末にかけて行っていたのが松の「揉み上げ」と言う剪定作業です。この作業が庭木の剪定作業の中でもトップクラスの面倒な作業なんです(なかなか説明しにくいですが、その年に伸びた小枝につく細い葉っぱを指でつまんで引き抜いていくんです、これから樹形を作っていくのに必要な小枝と必要な葉数だけを残さなければならず、ハサミでバチバチと切っていく事が出来ない物凄く地味な作業なんです)

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松の揉み上げ剪定中
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不安定な足場での同じ姿勢が凄くキツイです。

誰でも松の木位は知っていると思いますが、庭園の松をしげしげと眺めた事はあまり無いんじゃないでしょうか?美しい松のシルエットは歌舞伎や能で使用される大道具の松羽目や最近世界が目を向けている盆栽を想像されると少しはイメージができますかね。

松の木は何も手をかけず、ほったらかしにしておくと、グングン枝葉を伸ばして海岸の松原にあるようなボサボサの電柱のようになってしまいます。庭の松の木は幹の曲りや枝ぶりを観賞するために毎年春と冬に剪定をしなければならないんです。

春の緑摘みと言う作業はもう少し楽なんですが冬の揉み上げが本当に大変で中年親父が今の家に越してきた際に植木屋さんに相談したところ「松だけでも何本も有るし足腰が立つうちは自分でやらないと、剪定料金に目玉が飛び出るよ」と言われ、仕方なく自分でやりだしたころは一本の松に3,4日位かかって正月を過ぎても終わらずいつも脚立の上で凍えていました。現在はいろいろ勉強もしてコツもつかんできたので少し早くなりましたが、それでも一本の松に丸2日かかっています。例年11月の終わりか12月の頭から開始して何とか年末までに終わらせています。去年は27日に最後の松を終わらせました。

そして年末最大の作業は裏山の竹林整備です。タケノコ堀の時期にも紹介したとは思いますが、この時期に古くなった竹(タケノコが発生しなくなる)を伐採して竹林の中の日当たりを良くしてまた新しい竹を発生させ親竹にしていきます(世代交代です)

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竹を根元から切る
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切った竹を平たんな場所に運び出す

裏山の竹林は孟宗竹ですから長さも重さもかなりあります。一本の竹を切り倒すと3分割位に切断した後、太い部分と中間部分から生えている枝葉を一カ所ずつ落とし、枝を落とした太い部分と中間部分は一か所に積み上げ、細い部分と枝葉はチッパー(粉砕機械)で細かくします。(山林組合が持っているようなチッパーなら太い竹をそのままチップに出来ますが、さすがに高額すぎて無理です)

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量が有るので枝を落とすのも結構大変な作業です
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息子と娘が竹をチップにしています。
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休憩時の楽しみ石焼き芋

年末休みに入ってすぐの29日は一人で斜面の上部にある竹を伐採し、その場で枝落としを行ないました。翌30日に息子や娘が加わり、斜面の下部にある竹を、下の民家に倒れ込まないようにロープで引っ張りながらの伐採とその枝落とし、太い竹の運搬積み上げからチッパーでの粉砕を終えました。二日間で30本位の竹を伐採しました。さすがに一人作業だと体力が持たないので毎年この時期に家族の力を借りてやっています。

大晦日と元旦と、3日は梅の木の剪定を行いました。今年は梅の開花が例年より半月以上早く、早咲きの梅は12月20日過ぎにはチラホラ咲き出していました。松と竹に比べれば梅は趣味の園芸みたいな感じです。

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梅の木の剪定中
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早咲きの梅が年末から咲き出しました。

と言う訳で年末年始を「松竹梅」と共に過ごした、お目出度い中年親父でした。お後がよろしいようで(笑)

 

 

 

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