12月6日の日曜日、大濠公園能楽堂で第27回杏苑会が開催されました。
今年予定されていた舞踊会がコロナの影響でほとんど中止になるか来年以降に延期になる中で、お弟子さん達の努力の成果を何とか舞台で披露させてあげたいという杏苑会主宰 藤間伊勢登茂 師匠の強い思いにより当初の予定から規模はだいぶ縮小され日程の変更もありましたが多くの方々の尽力により、この舞台が実現しました。
前日、当日共に楽屋入りする際には出演者や裏方全てが検温、連絡先の提出や当日は観客の皆さんも列を作って一人ずつ受付で手続きを行うなどコロナ過以前では想像もできない物々しさでしたが、公演が始まると暖かい拍手が客席内に響きわたり、やっぱり舞台公演はいいなぁと感慨にふける中年親父でした(嬉し涙)
それでは、公演を写真で振り返りますが、能楽堂の構造上の問題で中年親父がスタンバっている鏡の間と呼ばれる下手揚幕(橋掛かりの突き当りにある五色の幕の事です)奥の控えから客席まで行くには、かなり距離が有るため、短い演目では撮影に出向けませんでした。また本番中も走っていくのは無理なので前日のリハーサル中の画像になります。最後の会主藤間伊勢登茂師匠の演目だけ本番中の写真を揚幕の隙間から撮影したものです。
伊勢登茂先生、杏苑会の皆さん、お疲れ様でした。この時期に舞台公演を開催されるのは色々と気苦労が多かったと思いますが私たち裏方としては本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
最後に、一刻も早くコロナの問題が解決して良い舞台がどんどん開催されることを祈ってま~す !!