25,26日と福岡市立少年科学文化会館で「第30回 国際文化交流鯉の会」が開催され、今年も大道具、照明でお世話になりました。早いもので私のブログも間もなく開始から1年を迎えようとしています。昨年もこの時期(6月の初旬)に鯉の会の記事を書いたのですが、一年って本当に早いですね、びっくりします。
で前回も書いていますが、鯉の会は西川鯉近師匠と西川五郎さんが、各国の留学生や領事さん達に国籍や文化の違いを乗り越えて日本の文化と心を一生懸命に伝えられています。
それは毎回舞踊会の途中に設けられている修了式で良くわかります。帰国を直前に控えた留学生たちに、修了証が授与された後、留学生の代表達が数名、鯉近師匠と五郎さんにこの一年間のお礼を言葉にするのですが、たどたどしい日本語で素晴らしいメッセージを伝えてくれます。それが本当に感動的で、今年は特に中国の留学生が帰国後も日本の素晴らしさや日本人の優しさをみんなに伝えていくと約束し会場から万雷の拍手が鳴り響きました。
現在、日本と中国は尖閣諸島の問題から大変難しい関係に陥っていますが、個の力でこれほどまでに、素晴らしい心の繋がりを維持することが出来るのだと今更ながら感心してしまいます。
最後になってしまいましたが今年で鯉の会が30回目を迎えました。鯉近師匠も5歳の時から85年の舞踊人生だと言われるし、この30年間、1000名もの日本文化を知らない留学生たちに日本舞踊を教え続けるという事がどれほど大変だったのかは私には想像もつきませんが、その元気さには、いつも驚かされています。鯉近師匠、五郎さん、また新しい留学生たちを迎え来年も素晴らしい「鯉の会」を開催されてください。よろしくお願いしまーす!