11月5日(土)と6日(日)劇団水中花さんの10周年記念の演劇 漣-さざなみ-が大分コンパルホールにて公演されました。
漣-さざなみ-は劇団水中花の日下渚代表がコロナ禍で、劇団活動を休止せざるを得なかった2020年に「同じ時代に同じ場所で生きている人にしか共感できない想いがある。その想いを伝えるのが地方劇団の役割ではないか」と活動再開を決断され、ちょうど劇団の10周年にもあたる2022年が大分空港の宇宙港になる目標の年と同じだったことからテーマを「宇宙」に決め、私たちの身近な場所でありながらも過去と未来を繋ぐ壮大な物語に書き上げられたものです。
劇団水中花さんとは2015年11月にホルトホール大分で「あなた、咲いた」公演の舞台美術を担当させてもらってから、かれこれ7年のお付き合いになります。その間いくつかの公演のセットを製作してきましたが、今回はかなり毛色の違うシンプルではあるが照明効果によっていくつもの表情を見せる素晴らしい舞台が出来上がりました。
今回の美術プランは日下代表が自分の頭の中に有るお芝居の移り変わりをイメージしながら何回も何回も基本の構成舞台図面を書き換え、それに私や照明のコージー廣瀬さん、舞台監督の田島さんらが意見を出し合い作り上げていきました。
コンパルホールでの仕込み日から数えると僅か4日間のお付き合いでしたが、9月頭からライン上でずっとやり取りをしていたので昔からの仲間のように仕事が出来た印象深い現場になりました。またホールの尾割さんや他のスタッフの方々にも大変よくしていただき感謝しております。
忘れる所でしたが今回裏方のプロデューサー役に回り役者やスタッフ全員に気配りをしてくれた吉元さん、本当にお疲れ様でした。
劇団水中花の皆さん、劇団設立10周年おめでとうございます!
また皆さんや、スタッフの方たちと会える日を楽しみにしてま~す!!