吾妻濤穂といちごの會

2月11日 建国記念の日に福岡市内の大濠公園能楽堂において日本舞踊吾妻流 吾妻濤穂といちごの會が開催されました。

この舞踊会も当初は2年前の4月に吾妻先生の地元篠栗町のクリエイト篠栗の舞台で開催予定でしたがコロナウイルスの感染拡大により4月から5月へ、5月から11月へ、さらに翌年の6月から11月へと感染拡大と繰り返される宣言に翻弄されてきました。

この間にはお稽古が全くできない期間もあり、お弟子さん達のモチベーションを維持させるのも大変だったとお聞きしています。

ウイズコロナの社会は依然として続いています。しかしながら会主 吾妻濤穂先生の「今できます精一杯の舞台」を務めると言う、ひたむきな思いで、ようやくこの日を迎えることが出来ました。 会場は地元のクリエイト篠栗から能楽堂へと移り大道具や照明等の演出もかなり変更になりましたが、林ゆかさんのソプラノ歌唱や坂元歌萌先生とご門下による筝曲の演奏なども加わり能楽堂の舞台により一層、華を添えていただきました。

それでは舞踊会の様子を少しだけご紹介しますが、最初に弁解させてもらいます。 今回中年親父は舞台監督も兼ねており、スタンバイしていた場所は能舞台の名称でいうと「鏡の間」と言って出演者が最初に「橋掛かり」(下手出入り口から本舞台に繋がる長い渡り廊下のような部分)に登場する出入り口「揚幕」の奥にある控えの間です。ホールでいうと舞台の下手袖ですね。そこで照明や音響のオペレーターに曲の始まりのきっかけを出したり司会の方に演目紹介のきっかけも出していました。そこから本舞台が正面に見える客席に行くには舞台裏の楽屋を下手から上手迄突っ切ってから楽屋入り口で下履きを履いて建物内を半周して客席ロビーに出ないといけないのです。 リハーサルで撮影を試みましたが万が一演目が終わるまでに戻って来られなかったら大変な事になるので無理だと判断し、客席正面奥に作った仮設の調光ブースにいる我が社の照明スタッフに手が空いた時だけで良いからと撮影を依頼しました。なので全演目が撮影されていません。ピントもかなり?です。 この辺りを了承の上でご覧ください(汗)

義太夫御祝儀 二人三番叟
会主吾妻濤穂先生の長唄 竹の四季
大和楽 祇園の夜桜
小曲 恋ほたる
大和楽 雪
長唄 新曲浦島
大和楽 おせん
清元 神田祭
会主吾妻濤穂先生の長唄 鷺娘
終演後のご挨拶

最後に、吾妻濤穂先生といちごの會の皆さん、この2年間言葉では言い尽くせないくらい大変だったと思います。本当にご苦労様でした。そしてありがとうございました。次回皆さんとご一緒できる時は「あんな時も有ったね~」と笑って話せるようになっていて欲しいです。それではもう少しだけ辛抱して頑張りましょう!!

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください