博多座の6月大歌舞伎も無事に終わり、研究所では歌舞伎や舞踊の発表会で傷んだ大道具の修理が行われていました。
製作期間中には忙しすぎて手が回らず、また夏休み時期になるとバレエの発表会等イベントが目白押しになるので今の時期に出来るだけまとめて修理等をやってるようです。
時間が無かったので修理完了の画像が無くて申し訳ないですが、まず傷んだ場所を大道具さんが表面の絵が描かれたチャチリと呼ばれる紙を剥がして釘を打ち直してます。
打ち直した部分に再度チャチリを貼ってから、絵描きさんが色を合わせて塗っているところです。この後ホントは仕上げの段階になります。
他の場所では別の絵描きさん達がどう直そうかと検討中ですかね?
こちらでは大道具さんが道具の立て込みに使う「人形(立て)」を製作中でした。
大道具さん達が「にんぎょう」と呼ぶこの道具は大道具のパネルを直角に舞台に固定するものです。2寸釘を毎回打って使用するので1年も経つとボロボロになってしまうので時々作り直します。