博多座7月公演「エリザベート」道具調べ&明り作り

先日奈落で仕込んでいたワゴンが
先日奈落で仕込んでいたワゴンが

昨日はエリザベートの大道具の「道具調べ」と照明の「明り作り」が行われました。

道具調べとは仕込みあげられた大道具のセットを一場面ごとに舞台の決められた居所に飾ってみて(飾る=セッティング)不具合がないか、道具帳(舞台図面)通りに出来ているかなどをチェックしていく作業の事を言います。

明り作りは何百台と仕込まれた、たくさんの照明器具を一台ずつ個別にシュート(明り合わせ)した後に、各シーンごとの照明を作っていくという照明さんにとって一番重要な作業の一つです。

各シーンの明り作りは道具調べと同時進行していく事が多いのですが、昨日の明り作りは13時から始まって24時まででいったん終了、今日の舞台稽古が終わった後に再開し深夜26時までやって何とか終了の予定です。

ワゴンの内装取り換え
ワゴンの内装取り換え
重い!
重い!

今回のエリザベートの見どころのひとつに出演者がダブルキャストだったり、トリプルキャストだったりと言う事があります。しかし、その分舞台稽古もたくさんしないといけないので、音響さんも含めいろんなチェックなどが、かなりタイトなスケジュールで深夜まで行われます(良い芝居を見てもらうためとはいえ裏方さんは大変です)

道具の場面ごとの居所をとる
道具の場面ごとの居所をとる

明日、明後日もずっと稽古が続き、いよいよ7月5日に初日を迎えます。
出演者、スタッフ共に全員すっごく頑張ってますので、1人でも多くの方に博多座に足を運んでいただきたいと思います。
生で見る舞台、本当に素晴らしいですよ!!

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博多座7月公演「エリザベート」道具調べ&明り作り」への2件のフィードバック

  1. 将来、大道具をやろうと思っている高校3年生です!

    こんなところで大道具の様子を見れると思わなかったです^^
    しかも大っ好きなエリザベート!!

    テレビのほうをやりたいと思っていたけど
    舞台ってすげえ!!!って思わされた作品です。

    他の舞台の大道具の記事なども色々あるので
    これから何度か…(何度も笑)拝見させていただきます^o^

    1. successorさん こんにちは
      文面からすると元気な男子高校生と思ってよかったでしょうか?
      最近若い男の子から「大道具になりたい」なんて言葉を聞いた事が無かったもので、感動しちゃいましたよ(笑)
      福岡市内の舞台関係専門学校でも大道具クラスには男子が一人もいないのがここ数年続いているようですし、大道具と言う仕事が若い男の子には汚いとかきついとか思われてるのかなと?
      なんか中年親父の愚痴っぽくなっちゃいましたね。
      我が社はいつでも、大道具さんになりたい元気な子を募集してるのでよろしくお願いしまーす!!

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