先週末は久しぶりの博多座で4日間しっかりと働いてきました。
花柳流の記念と追善を兼ねた福岡では最近珍しいほどの大変大きな舞踊会が土曜、日曜の二日間、昼夜四公演で行われました。
この公演は大阪国立文楽劇場に続き福岡博多座で行われたもので四世宗家家元の壽輔様を始め二代目花柳ツル様、六代目花柳芳次郎様他 花柳流のご面々が一堂に会した豪華絢爛な舞踊会でした。
ただ日程が六月大歌舞伎の直後の開催だったのと、大きな演目や滅多に出ないような演目が目白押しの事も有り時間の制約上、リハーサルが博多座地下の練習室で行われ、舞台稽古がほとんど出来なかったために私たち大道具や照明スタッフには一発勝負が続き、緊張させられる場面が多かったのですが、日頃厳しい舞台で培われている博多座の大道具さんや照明さんが確実に仕事をこなしてくれたので無事に千秋楽を迎えることが出来ホッとしました
それから、馴染みの深い花柳流九州支部の皆さんも大勢出演していらっしゃったので、とても心強かったです。皆さん本当にお疲れ様でした。次の舞台でもよろしくお願いします
しかし今回は「どうして、このタイミングなんだよー」と叫びたくなるほど中年親父には厳しい4日間でした。リハーサル初日の昼食でご飯を一口食べた途端、歯茎に激痛が走り「何?」と思いながら無理して食事を終えましたが、その後は痛みが引かず帰宅後も空腹なのに食べ物がほとんど食べられず、翌日から博多座ではエネ〇ギーインを吸い続け、家ではおかゆと野菜スープで何とかしのぎました。ようやく昨日歯科に行った所「虫歯ではなく、歯周病です」と診断されてしまいました
虫歯にならない事に自信を持っていた親父にすれば、かなりショックでした。元気なつもりでも確実に体は老化しているのだなぁ(泣