平三矢バレエスタジオ

2幕リハーサル風景
2幕リハーサル風景

書き込みが遅くなりましたが先週は飯塚コスモスコモンで平三矢バレエスタジオさんの「第24回バレエフェスティバル2012」が開催されました。
一部の「バレエコンサート」と二部ではおなじみの「白鳥の湖」がたくさんの生徒さん達、ゲストのダンサーさん、そして講師の皆さんの手により華やかに舞い踊られました。
私たち市民ホールサービスも舞台監督、大道具、照明、音響のスタッフとして一生懸命やらせていただきました。

3幕リハーサル風景
3幕リハーサル風景
ドロップの吊りこみ
ドロップの吊りこみ

会場の飯塚コスモスコモンは福岡県飯塚市にあり、昔からの芝居小屋で有名な嘉穂劇場のすぐ近くです。
大ホール、中ホール、展示ホールを備えた立派なホールです。
大ホールの間口、奥行きも申し分ありません。
ただ、バレエのセットを飾る場合には美術バトンの飛びタッパ(客席から見える舞台部分からさらに上へ何メートルまでの高さのセットを昇げる事が出来るかと言う事です)が少し足りないので、大道具さんは頭をひねりながらいろいろな方法を考えます。
今回はドロップ(背景幕)の下端を滑車を仕込んで綱元による飛び切り(美術セットのアップ限界位置)からさらに上まで引き上げるようにしました。
こういう手間暇を仕込みの時間にかけながら、少しでもスムーズに舞台転換を出来るようにしています。

舞台奥ピット内の台組
舞台奥ピット内の台組

また、もう一つ地味な作業なんですが3幕の宮殿がよりきれいに映えるようにボーダーライトではなくホリゾントライト(ホリゾント幕を明りで染めるライト)を使用しようと、通常の位置よりさらに舞台奥にドロップ(背景幕)を吊りこみました。その為に3幕の終わりで王子ジークフリートが悪魔ロットバルトとその娘オディールに騙されるのを嘆き悲しむオデット姫を宮殿の窓の外に情景として浮かび上がらせる為の台を舞台から一段下がったピット内に苦労してセッティングしました。

最後に今回、平三矢バレエスタジオさんの「第24回バレエフェスティバル2012」は大成功で幕を閉じました。生徒の皆さん、講師の方々そして父兄の皆様、本当におつかれさまでした。

 

 

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