芳柳流 寿々三蒼会30周年舞踊発表会

名取披露の舞、藤娘を袖から
名取披露の舞、藤娘を袖から

ゴールデンウィーク前半の28日、福岡県朝倉市で芳柳流 寿々三蒼会の30周年を記念する舞踊発表会に大道具として伺いました。

この舞踊会は会主の芳柳 寿々三蒼先生の古希の祝いも合わせて、県内では名門の福岡センチュリーゴルフクラブを併せ持つホテルセンチュリーヒルズのコンベンションホール紅葉でたくさんのお客様を招いて行われました。

舞踊の四季
舞踊の四季

今回のプログラムは午前、午後に分かれていて、間にたっぷりと時間を取り、ホテルの豪華な食事を楽しむという、普段とは少しばかり形態の違う舞踊会でしたが、お客様も大変に盛り上がって、とても楽しい会でした。

寿々三蒼先生の雪傾城
寿々三蒼先生の雪傾城

大道具としてはホテルには無い所作台(檜の舞台)を持ち込み、午前の部と午後の部で舞台の趣をがらりと変えたのですが、通常の劇場とは違い、緞帳も降りてこないので、お食事中のお客様の目の前で転換をしなければなりません。トンチンカンチンと釘を打つわけにもいかず前もって、大道具のパネルにいろいろ仕掛けを作り無音で立て込めるように工夫しました。それから誰も注目して見ているわけでは無いでしょうが、粗相のないように背筋を伸ばし妙にスマシて舞台と袖を行き来しておりました(笑)

同じく雪傾城の舞台
同じく雪傾城の舞台

最後になりましたが、ホテルセンチュリーヒルズのスタッフの皆さん、道具の搬入など、いろいろと、お手伝いいただき本当にありがとうございました。

 

 

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